涼月/丸森の床飾り
標高500mの大湫宿。涼月を偲ばせるこの頃。秋の気配を探しましょう。
軸は 「丁巳秋日 鱗涯」と読めば、「ひのとみ歳の秋の日に鱗涯が書く」というようなところでしょうか。皆様の教えを請いたいところです。丸森に伝わるものです。
地元大湫で作陶する、北澤健次 作の「粉引き 削ぎ花入」に、パンパスグラスとアベリアを入れました。
床脇は 三国慶一(1899-1980) の木彫「丘」。三国慶一は、青森県弘前市出身。東京美術学校を卒業後、朝倉文夫他に師事。帝展などで受賞を重ね、戦後は日展評議員、参与として、審査員もつとめています。