年末年始の休館日
師走の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。
丸森邸は年末年始の休館日に入りますのでよろしくお願いします。
休館日は 12月28日から1月4日まで
今日は玄関の注連縄飾りを新しいものと変えました。
この注連縄飾りについては、大湫宿を訪れる方にとって不思議のようで
「まだ注連縄が飾ってある。」とよく言われます。
これは、伊勢地方の「蘇民将来之子孫の家」という民話からきているようです。
牛頭天皇は、薬師如来の化身で、須弥山の中腹に住む武搭天皇の大師であるといわれている。七歳で、身長が七尺五寸(約225cm)、頭は三尺(約90cm)の牛頭、三尺の角があり、成長して牛頭天皇と呼ばれた。
神道では、牛頭天皇(スサノオとか武塔天皇)は疫病から守ってくれる神として知られている。
ある時、スサノオが裕福な巨旦将来という男に、一夜の宿を借りようとしたが断られた。
それに対して、兄の蘇民将来は貧しいにもかかわらず、スサノオを快くもてなした。
スサノオは、そのお礼に蘇民将来に、疫病逃れの方法を教えた。疫病が来ても、「蘇民将来之子孫」といって茅の輪を腰に付けていれば災いを逃れると。
それで、「蘇民将来之子孫家」と書いた注連縄を厄除けとして、一年中飾っている。
皆様、良いお年をお迎えください。