「ヌルっとした感覚、なんとも不思議でした」
5月12日(日)、イネ(もち米)を手植えする体験講座が大湫町の「みんなの農園」(棚橋雅美氏所有)で開催されました。41名の参加者と指導者などのスタッフ約30名、総勢70名の参加。今では珍しい手で植える田植え、この様子を見学されるだけの方も田んぼの周りに集まり、その中には釜戸小学校の校長先生も。
畔(あぜ)に並んだ“植え手”に指導を担当された長谷川達二氏から身振りを交えて説明。「イネは分けつを盛んにします。一本の苗からたくさん分かれて、それぞれから穂が出るようになるんですよ。だから苗を3から4本取り出して、こうして植えます」。
田んぼに入るのを嫌がって一緒に参加されたお父さんに抱き付き離れようとしない子、ゲンゴロウを見つけて、水槽に取り込む子、手慣れた様子でどんどん植えてゆく子、足が抜けにくくバランスを崩し、田んぼの中に尻もちをつく子、…。服もズボンも泥だらけ。
笑いや歓声が田んぼに飛び交いました。大勢の力で、およそ700㎡の水田の田植えが終わりました。秋には、また稲刈りの講座が予定されています。「是非ご参加下さい」と公民館館長から案内と呼びかけ。
「ヌルっとした土の感触、クセになりそう」。「祖父、祖母がやっている田植えは見て知っていましたが自分では初めて」、「腰が痛くなってしまって・・・」、などと感想。楽しい「体験講座」でした。ボランティアの皆さまも大変ご苦労様でした。