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ヒトツバタゴ 、大湫自生地で満開

大湫町のヒトツバタゴ自生地では、満開を迎えました。雪をかぶったような白さが見事なヒトツバタゴ。東濃地域には自生地があちこちにあります。また、近年ヒトツバタゴも植栽され、目にすることも多く珍しくはありませんが、自生地で見るヒトツバタゴは一層美しく、見事です。

ヒトツバタゴの別名は「ナンジャモンジャ」。その名は、研究者がヒトツバタゴを見て、東濃の人に「あれは何という木ですか」。すると土地の人は「なんちゅうもんじゃろナー」と。標準語なら「何という名でしょうかねー」。これを聞いた研究者は、“ナンジャモンジャ”と聞きとり、“そう。『ナンジャモンジャ』ですか”と。それが語源とか。

大湫町には、東農地区ではよくみられる“カザグルマ”(キンポウゲ科センニンソウ属。絶滅危惧Ⅱ類)が自生しています。この花も、丁度今が見ごろ。クレマチスの仲間で、よく目立ちます。「花は白色で直径10㎝ほどになります。花びらに見えるのは『がく』で本来の花びらはない。貧栄養の湿った場所に多く、石灰岩・蛇紋岩地」(岐阜県公式ホームページより)に見られます。これが園芸種でなく、野生種であるとはだれもが思えないほどです。