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大晦日に年越しのソバ打ち(体験)

2017年の大晦日、午前中は雨になりました。この時期、ここ大湫で雨が降るのは珍しい。「大湫蕎麦打ちの会」のメンバーが集まり、日本蕎麦の蕎麦打ち体験の会(大湫公民館主催)が、大湫町公民館調理室で行われました。

この日、開田高原から取り寄せたそば粉、約12キロ。このそば粉を使って打ちます。

そば粉を練る

午前9時頃から開始しました。湿度も計算に入れて、そば粉に混ぜる水加減を調整します。もちろん使用する水は、大湫町の湧き水。今年は稲荷山の湧き水です。

練り鉢を横に、平らな板の上で粘土の様にそば粉を練る。菊練りと言う。

そば粉を練るのは難しいのですが、大湫町には陶芸家の皆さんが多く、今回も参加されています。そば粉は練り鉢で練りますが「練り鉢があると反ってやりにくい」と。そこは日頃から粘土を扱い慣れた陶芸家の皆さんですから、手慣れたものです。その練り方は「菊練り」。粘土の中の空気を追い出す練り方だそうです。

「ネコの手のようにして、伸ばし棒の上を外にずらしながら伸ばしていくんだよ」「厚さは2ミリ程度」「切るのはリズムよくネ」などと声が飛ぶ。

「そうそう、そのように」と指示にしたがってソバを伸ばす

厚さ2ミリ程度に、ソバを伸ばす

そば粉を練る人、伸ばす人、切る人、アルミ箔で包む人と、分業のように進みます。15名ほどが、作業に打ち込み、見る間に蕎麦ができあがっていきました。

ここで打った蕎麦は、町内でおこなわれる越年マラソンに参加した人たちにも食べていただきます。